lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

ブラックベリーに含まれるエラグ酸に抗がん作用?

ブラックベリー無事収穫できました!


今年はカメムシがたくさんやってきて退治に手惑いました。そして、大事に育てていた小さな苗木が実をつけて大喜びしていた矢先、収穫直前に立ち枯れてしまうというアクシデントもありました。


最近は真夏日が続いているので、油断すると水不足でしおれてしまいます。そんなこんなでしたが、やっと収穫できました!!


これまでブラックベリーを育てたり食べたりしてきたのですが、肝心の栄養価を知らず...
調べてみると、ブラックベリーにはエラグ酸という天然フェノール系の抗酸化物質が含まれてると知り、さらに調べていると、美白効果や抗がん性についての記事が目にとまりました。


Wikipediaによると、
「エラグ酸が抗癌性と抗酸化性を有しているのではないかとの観点から、エラグ酸の摂取による健康上の効能の可能性について予備調査に拍車がかかっている」として、


「前立腺癌の治療を受けていた48人の患者の2008年の対象実験では、エラグ酸サプリメントは、化学療法に伴う好中球減少症の割合を減少させることを示した」と。


しかし、この試験で、「エラグ酸サプリメントは、前立腺癌の患者の全生存期間及び無憎悪生存期間の改善を示さなかった


ヒトの健康上の効能を支持する証拠はごく初歩的な状態であるにもかかわらず、エラグ酸は、癌、心臓病、その他の健康問題に対する効能を謳った栄養補助食品として米国で販売されている。


ということで。。。


エラグ酸は、アメリカ食品医薬品局によって「消費者が避けなければならない偽癌治療法」とされているそうです。


エラグ酸が「前立腺癌の化学療法に伴う好中球減少症の割合を減少させる」なら、全てのがんの化学療法においても同様に、好中球減少症の割合を減少させるなら朗報ですよね!


エラグ酸サプリメントでなくても、エラグ酸が含まれる食品を摂ることが抗がん作用になるなら嬉しいし、今後のエラグ酸の癌治療薬研究にも期待したいと思います。


ネットで、好中球を増やすにはで調べてみると、国立がん研究センター中央病院看護部の「白血球(好中球)が減った時の食事」で、食べ方や生活上の注意点、控えた方が良い食品を紹介していますが、「白血球を増やす食品はわかっていません」という注意書きが添えられています。


私の化学療法中の話ですが、好中球が減少して抗がん剤投与が中止になった時、医師に「好中球を増やすにはどうすればいいですか?」と質問したところ、「走るなどの運動をすれば一時的に増えるかもしれない」と。
一時的に増えるとしても私は手足症候群(抗がん剤副作用)の痛みがあるので、走るなんて到底できない状況でしたので、思わず戸惑いの表情で反応しました。医師は、質問には正確に答えてくれたかもしれませんが、使えない回答でした💦💦


▼画像左:一年前に作ったブラックベリービネガー(1年もの)
   右:ブラックベリービネガーから取り出したブラックベリー

ビネガーは、熟成してまろやかになっていました(作りたてはお酢が尖っています)。


一年間ブラックベリーを取り出さずに漬け込んだままにしておいたのですが、実が柔らかくて粒がほろほろと崩れてしまうほどになっていました。
作りたての時は、ブラックベリーのエキスがお酢と氷砂糖に溶け出して、その後、お酢と砂糖がブラックベリーに丁度よく吸収されて、ふっくらしている状態なのだと思います。
程よく漬かったブラックベリーはピクルスと言ってもいいし、デザートと言っても良い感じです。


そして、今年収穫のブラックベリーもビネガー漬けにしようと思います!