lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

術後の食事を振り返ってみると...

Eテレ「しっかり食べてがん治療」を見て、私の術後・抗がん剤治療中の栄養摂取はどうだったのかを振り返ってみると...


退院時に、栄養士さんから食事指導を受けました。指導内容は、大腸の手術後3ヶ月くらいは腸の動きが弱く腸閉塞が起こりやすい状態なので、腸の動きが安定するまでの間は、食べ方に注意しながら、食物繊維の少ない食事を摂るように指導を受けました。きのこ、こんにゃく、海藻、ごぼう、たけのこ、山菜などは食物繊維が多い食品なので控えるようにとのことでした。そして、カロリー計算は、「基礎代謝×活動係数」で算出したもので、「術後」と言う傷害係数は含まれていませんでした。


「基礎代謝×活動係数」で算出した1日に必要なカロリーは1100kcal。病気が見つかる前に私が食べていたカロリーは、およそ1日1800kcal。1100kcalとは目から鱗で、「今までカロリーを取りすぎていた💦💦💦」と思い知らされた感じがしました。


私が抗がん剤治療(補助化学療法)を受け始めたのは術後2ヶ月経ってからでした。通常、術後1ヶ月以内に行うそうですが、私の場合は白血病を引き起こすリスクがあったので、精密検査をするのに時間がかかりました。また、医師も私もやるかどうか決められず悩んだ期間があったので開始が遅れました。


番組によると、手術や抗がん剤治療を行なっている場合は、免疫力が下がらないようにしっかりタンパク質(必須アミノ酸BCAA)を中心とした栄養、つまり、通常より高めのカロリーを摂ることを勧めていています。私の場合、抗がん剤治療中の栄養指導はなく、退院時に指導されたカロリーを基準にしていました。と言うことは、カロリー不足だったと言うことになります💦💦💦


実際、抗がん剤の副作用で口の粘膜が荒れてしまい、食べ物を口に入れると痛くて、食べる量も激減し食欲も無くなりました。同時に激しい下痢も併発したので、体重がみるみる減少して、「このままどんどん体重が減ってしまったらどうしよう」「このまま死んでしまうのではないか」と不安が強くなって、怖くなったのを覚えています。体調も悪くメンタル面でも不安定になっている時こそ免疫力が下がってしまうのではないかと思います。
やはり、がんと闘う体づくりのためにも、しっかり栄養を摂ることが大事なのだと思います。


NHK今日の健康『しっかり食べてがん治療』放送内容メモ③へ続く


▲苺とサーモン

▲苺とポークソテー