lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

脳に働きかけるコーヒーの香り

とある研修会で、古賀良彦先生(杏林大学名誉教授)の「香りと脳機能」についての講義を聞きました。


私はコーヒーが好きで1日3杯は飲んでいます。若い頃から、珈琲専門店で注文するなら、「グァテマラ」と決めています。ハワイ旅行でコナコーヒーの味を知ってからは、「コナコーヒー」を注文することもあります。何故かわかりませんが、私は本能的に「グァテマラ」と「ハワイコナ」の香りと味が好きなのです。


古賀先生によると、コーヒーの香りには、「リラックス」と脳の働きを活性化して「情報処理能力を高める」という2つの効果があるというのです。この2つの効果は、コーヒー好きなら誰でも想像で出来ると思うのですが、コーヒー1杯を飲んだ時、一度に2つの効果が得られるわけではなく、コーヒーの種類によって得られる効果が違うそうなのです。


効果の測定には脳波が使われています。
リラックスしている時には「α波」、情報処理能力は「P300」を指標としていて、「α波」が高い割合で出現したコーヒーの香りが「グァテマラ」と「ブルーマウンテン」、「P300」では「ブラジルサントス」「マンデリン」「ハワイコナ」だったそうです。


そう、私の大好きな「グァテマラ」を飲むとα波が沢山出てリラックスし、「ハワイコナ」を飲むと、脳が活性化されて情報処理力が高まるのです。「グァテマラ」と「ハワイコナ」の効果は相反しているので、自分では意識していませんが、本能的にその時に自分が欲しているコーヒーを選んで飲んでいたのかも知れません...

α波とは、脳波の波形の一つ。ゆったりと気分の落ち着いたときに現れる波形。軽く目を閉じて瞑想状態に入ると現れやすく、禅やヨガのように、訓練によってその精神状態を作り出すことができる。ストレス解消法の一つとして有効な方法であるとともに、記憶力、集中力、想像力も高まるとして、その効果が注目されている。(ブリタニカ国際大百科事典小項目事典より)

老舗珈琲専門店でコーヒーを注文すると、1杯1,000円前後してしまいますので、普段は、便利さ優先で、N社のマシーンで入れるエスプレッソか1パックずつ包装されているレギュラーコーヒーを飲んでいます。


プロが入れてくれる本格的なコーヒーを飲むときは、意識的に自分が欲しているものを考えてからコーヒーを注文するも良し、何も考えずに本能的に飲みたいと感じるコーヒーを直感的に選ぶでも良し.....


でも、やはり、老舗珈琲専門店では、ゆったり気分が落ち着つく方の「グァテマラ」を注文しそうな気がします!(笑笑)


そして、仕事や勉強で集中力を高めて効率を上げたいときは、自分で「ハワイコナ」を入れて飲もうかな!(笑笑)