lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

「イテテテテ、チキショー」革靴を脱いで床に叩きつけて




ちょっと前の話になりますが、


待合で、「イテテテテ、チキショー」と言って革靴を勢いよく脱いで床に叩きつけている場面を目撃しました。


スーツにネクタイ、革靴の格好だったので、お仕事はビジネスマン?と思われる男性でした。


もしかすると私と同じ手足症候群の症状かなと思い、目が離せなくなり、しばらく遠くから見守るように様子を見ていました。


とてもイライラしている様子。
「イテーヨー、チキショー」と言いながら、何度も靴を床に叩きつけていました。
周りにいた人は皆、その様子に気づいていて、彼のことを察しているようでした。


痛いだろうな...
辛いよね...
とてもいたたまれない気持ちになりました。


想像ですが、彼は、痛くて痛くて、でもどうしようもなくて、寄る辺がない、行き場がない感じ、そんな状況が一気に爆発したのかもしれません。


仕事柄、革靴を履かないといけないのかな…
でも革靴じゃ痛いよね…
ちゃんと足のケアしているかな…
ちゃんと主治医に診てもらえるといいな...
彼を気遣ってくれる人いるのかな…
いろいろ気になりましたが、声をかける勇気がなくて、
私の方が先に診察室に呼ばれ、終わって出てきたときは、彼の姿は見えませんでした。
声に出して、靴を叩きつけて、苦しさやもどかしさを吐き出して、それで少しでも楽になればいいんだけど…


待合を見ていると、男性の患者さんには、奥さんか娘さんらしき人が付き添っています。
女性の患者さんには、付き添っている人は少なく、一人で来ている人が多い。
私もその一人!
(私は一人の方が気が楽なので付き添いはない方がいいのです)
付き添いの人も、いろいろな思いで付き添っていることと思います。


待合は、いろいろな人間模様が垣間見られ、いろいろ考えさせられたりする場所ですね。
私の妄想も広がります。


通勤途中でよく見かけるにゃんこさん。
凛々しい顔立ちです。