lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、日々の日常のことを書きたいと思います。

猪熊弦一郎展「猫たち」心に残った一枚は「葬儀の日」 


Bunkamura ザ・ミュージアムの前を通りかかったとき、「猫たち ー猫好き画家の素敵な暮らしー 猪熊弦一郎展」のポスターが目に入りました。咄嗟に猫好きの私の遺伝子が騒ぎ出したので、躊躇せず直ぐに入館しました。


猪熊弦一郎という画家、妻の文子と愛猫たちを描き続けた画家だそうです(ザックリすぎてすみません。詳細は展覧会のページを参照下さい。猫好きを引きつける作りになっていて面白いです)。


写真撮影可のコーナーで撮った作品。




パリではアンリ・マティスに師事し、パリ在住中、藤田嗣治とも知り合い、お互いに影響しあったとか。


猪熊弦一郎は、こよなく猫を愛し、いつのまにか多頭飼いになってしまったそうです。雄猫のマーキングの臭いにも慣れて気にならなくなったり、作品に尿がかかってしまっても、画風が変化して面白いと語ったそうです。亡くなった猫も多数いて、猫の死をとても悲しみ、庭に墓石をたてその下に埋葬したそうです。鳥や馬も好きでよく描いたそうですが、とてもユニークに描かれていています。また、犬が描かれていた作品もあり、猫画家ならぬ犬画家でも鳥画家でも馬画家でも行けると思いました。馬の絵はマティスの影響を感じさせるものがありました。


展示の終盤に、「葬儀の日」というタイトルの作品がありました。

葬儀の日に描いた作品。妻の文子さんが亡くなったのは1998年の年明け。
作品の説明には、「四角い枠に納まった女性の顔の下にFUMIと名前が記されているが、それまで描いてきた妻の顔とはどことなく異なっている。それは亡くなった顔だからなのか、あるいは妻の顔が描けなかったのかもしれない。猪熊は妻の周りにたくさんの猫を描いた。」と書かれていました。


何かとても切なくてウルッときましたが、この作品には、文子さんの遺影と猪熊の大好きなものが描きこまれていて、妻への深い愛情が表現された素晴らしい作品だと思いました。この作品を観ると観ないとでは、猪熊弦一郎の作品の見え方が違ってきます。


自分が「がん」になったことで、いつか訪れる最期のことも考えます。


文子さんが若かりし頃描かれた作品は、Bunkamuraのホームページにも載せられています。とても美しい方です✨



この展覧会は、4月18日(水)までです!


グッズも盛りだくさんでした。気になる方はお早めに。


香川県丸亀市の猪熊弦一郎美術館