lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

一年前の私は不安でいっぱいでした


一年前のブログを読み返してみました。


(一年前の記事を読み返した時、気になった箇所があり、少しだけ文章を訂正したところ新規記事としてアップされてしまいました💦すいません💦💦。一年前の記事にも関わらず、早速ナイスして下さりありがとうございました。)


一年前の今日のブログ。丁度、術後半年の検査が終わり、補助化学療法も終了したところでした。


半年以上にも及ぶ抗がん剤治療、もうこれ以上続いたらどうなるか分からないというほど、メンタル的にもフィジカル的にもギリギリの状態でした。


治療が終わったのですから、まずは、安堵感や開放感、やり終えたという達成感のような気持ちを味わえると想像していました...

でも実際は、そういう晴れ晴れした気分ではなく、寂しさや不安な気持ちでいっぱいになってしまいました。


考えてみれば、補助化学療法では、再発や転移対策のために医師と一緒に取り組んで頑張りました。2〜3週間ごとに定期的に通院していたので、何か異変が起こったり気になることがあればいつでも相談出来、医師から何らかの説明や対処をしてもらっていました。補助化学療法が終了したことで、腫瘍マーカーなどの血液検査や、医師に気軽に相談できる機会が無くなってしまいました。ですから、喪失感や不安感が湧いてきても不思議でなないのですが、一年前の私は、そうした想定外の感情に翻弄されていました。


その後、時間がかかりましたが、辛かった治療から徐々に解放され、手術前の自分を取り戻そうと頑張りました。失ったものを取り戻すことは難しく、取り戻すことができないものもあります。それでも失ったものばかりではなく、新たに獲得したものもあり、それはがんにならなければ獲得できなかった貴重なものだと感じています。


今日は、一年前のブログを読んだことで当時の自分を思い出しました。そして、これからどう生きるかということをしっかり考えようという機会になりました。


▲11月24日から1週間後の銀杏。(11月24日画像より黄色く色付いています)