lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

全がん協加盟施設の生存率データが更新されました

2020年3月17日、全がんセンター協議会研究班の調査による最新のデータが更新されました。不治の病と言われてきた『がん』ですが、医療の効果をはかる指標とされる10年後の生存率は全体で57.2%だそうです。全体の数値はレモンにはピンと来ませんので、大腸のデータを抜き出してみました。


部位別(大腸・結腸・直腸)臨床病期別5年実測生存率(2009-2011年診断症例)
( )内は10年実測生存率。


ステージ   Ⅰ           Ⅱ              Ⅲ          Ⅳ
大腸   90.4 (77.0) 81.4 (66.2) 77.3(62.0)  21.7(11.0)
結腸   90.3 (77.7) 81.2(66.2)  77.5(64.6)  18.8(10.7)
直腸   90.6 (75.9)  81.6 (66.1) 77.0(58.6)  26.7(11.4)


レモンが手術した病院も全がんセンター協議会に加盟しています(現在は32施設)。
手術したのは2011年以降なので、このデータには反映されていません。研究班によると、「医療技術が大きく向上している現在、治療を受けている患者にそのままあてはまるものではない」としていますが、自分のことですから「10年生きられるかな〜」と気になります。


この生存率、どうのように算出するのか...
『生存確認調査』なるものが行われているそうです。生存確認調査とは、

生存率を計算するために、がんと診断されてから5年(10年)後の患者さんの生死状況の確認をすることです。受診歴等を確認(医療追跡)し、一定期間受診していない患者さんについては役場に問い合わせを行うことがあります(住民票照会)。

役場まで問い合わせしてデータを集めているとは驚きですが、正確に調査していただけることはありがたいです。


レモンは主治医から術後5年間は経過観察が必要だと言われていますが、その後どうなるのかまだ聞いていません。「ハイ、5年経ちましたから経過観察終了です。もう通院はいりません。」と言われてしまうと見放された感がありますよね。少なくとも平均寿命までは全うしたいレモンです。


大腸がん以外のデータは、下記のページを参照下さいね。


やっと芽吹いたムスカリ君!