lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

新型コロナワクチン接種と基礎疾患

新型コロナワクチン接種に伴い、「がんの治療中や経過観察中」はどうなるの?
ということで、今更ですが、「がんの治療中や経過観察中」と「基礎疾患」について、調べてみました。


基礎疾患について、厚労省のページに以下のように記載されていました。

1. 以下の病気や状態の方で、通院/入院している方

1. 慢性の呼吸器の病気
2. 慢性の心臓病(高血圧を含む。)
3. 慢性の腎臓病
4. 慢性の肝臓病(肝硬変等)
5. インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
6. 血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く。)
7. 免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む。)
8. ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
9. 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患

10.神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
11.染色体異常
12.重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
13.睡眠時無呼吸症候群

14.重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)

2. 基準(BMI30以上)を満たす肥満の方

*BMI30の目安:身長170cmで体重約87kg、身長160cmで体重約77kg。


基礎疾患に、「がん」という用語は使用されておらず。11.免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む)に用いられています。


癌研有明病院のHP「がん患者さんのための新型コロナウイルスワクチン Q&A」
というコーナーがあり、Q1「mRNAワクチンって何ですか?」から始まり、Q17までのQ&Aが掲載されています。その中から一部を引用します。

【Q9】現在、がんの治療中ですが、治療と接種のタイミングの調整は必要ですか。


【A9】

ある程度、調整を考える必要があります。

大原則としては、ワクチン接種のためにがん治療の予定を大きく変更することは避けるべきです。ですので、元々のがん治療のスケジュールの中で、可能なタイミングをみつけてワクチン接種を行うことをお勧めします。治療法によって、具体的に下記のような目安を当院では設定していますが、絶対的なものではありません。外来受診の際に、主治医とよくご相談ください。


<外科手術>

 ・ 術前は、手術日の1週間前までの接種を推奨。

 ・ 術後は、退院後ならばいつでも接種可。

<化学療法>

 ・ 間に合うのであれば、化学療法開始の1週間前までの接種を推奨。

 ・ 治療中に接種のタイミングが重なる場合は、可能であれば、次回投与予定日の5日前、もしくはその前後が接種日になるように調整することを推奨。ただし、治療内容によって変わる部分が大きいため、主治医と要相談。

<放射線治療>

 ・ 治療開始の1週間前までの接種を推奨。

 ・治療中に接種のタイミングが重なってしまう場合は、金曜日や木曜日(副反応が出現しても治療への影響が比較的小さい)の接種を推奨。

<治療後で、今は治療を行っていない場合>

 ・ 接種についての推奨タイミングは特になく、接種可能になったらすぐ接種が望ましい。


なるほど。現在、治療後経過観察中のレモンは、<治療後で、今は治療を行っていない場合>「接種についての推奨タイミングは特になく、接種可能になったらすぐ接種が望ましい」に該当します。上記のQ&Aによると、がんの治療中・これから治療を受ける場合、どちらかと言うと接種を推奨している様に思いますが、主治医とよく相談して判断するのが良さそうですね。


コロナワクチン接種後に、重大な副反応が出た人や死亡した人のニュースを聞くと、ちょっと怖くなります。。。レモンには、まだ接種券は届いておらず、順番が来るのはいつになるのだろうか。。。