『しっかり食べてがん治療』放送内容メモ②栄養計算
放送内容メモの2回目は、しっかり食べるための栄養計算についてです。
番組では、55歳男性デスクワーカーの例が紹介されていました。
ポイントは、以下の2つ。
- 1日に必要な摂取カロリーを知る。
- がんやがん治療をしている人の計算式で計算しよう。
- がん患者は、がんと闘う体を作るために、しっかり栄養を摂る必要がある。
1. 健常者の1日に必要な摂取カロリーの計算式
- 1日に必要な摂取カロリー =「基礎代謝」×「活動係数」
55歳男性デスクワーカーの例を紹介。
基礎代謝=1400、デスクワーク活動係数=1.2
- 健常55歳男性デスクワーカーの計算式
1400×1.2=1680 kcal ←これが1日に必要な摂取カロリー
2. がんやがん治療をしている人の計算式
- 健常者の計算式に、傷害係数(もしくはストレス係数)を掛ける。番組では、「係数」とだけ説明していましたが、おそらく傷害係数(もしくはストレス係数)のことだと思います。ここでは「傷害係数」を使います。
「基礎代謝」× 「活動係数」× 「傷害係数(がん術後・抗がん剤治療中)」
- 傷害・治療による身体ストレスの程度によって代謝が亢進するため、しっかり栄養補給して体力を維持する必要があるため、傷害係数をかける。
- がん・がん治療による傷害係数は、1.1〜1.5 ←係数に幅があります。
「がん手術後・抗がん剤で治療中」の傷害係数は1.3
- がん術後・抗がん剤治療中の55歳男性デスクワーカーの計算式
基礎代謝(1400)× 活動係数(1.2)× 傷害係数(1.3)=2184 kcal
↑ これが1日に必要な摂取カロリー。
- 55歳男性デスクワーカーが、がん術後・抗がん剤治療中の場合、計算すると、健常時より504 kcalも多く摂取する必要があるということになります!
基礎代謝や活動係数は、ネットで簡単に情報収集ができます。ただし、傷害係数(ストレス係数)の詳細を見つけるのが大変です。傷害係数とかストレス係数とか似たような用語が使われていたり、係数も微妙に違ったりしています。
要は、がん治療中や闘病中は、通常より多めの栄養を摂取する必要があると言うことです。栄養摂取のポイントは、必須アミノ酸であるBCAAを上手に摂ることです。また、治療が一旦終わり経過観察中であっても、再発や転移などのリスクを高めないためにも、しっかり栄養を摂ることが大事と言うことだと思います。
▲オーガニックレストランでいただきました!
全粒粉のパンにフムスとアボカドがトッピングされています。美味しかったです。
フムスは中東のパワーフード!ひよこ豆・練りゴマペースト・ニンニク・オリーブオイルなどが入っています。と言うことで、アミノ酸が豊富に入っています!
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