lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

寒中見舞いは訃報の知らせでした


悲しい寒中見舞いが届きました。


差出人は奥様。
ご主人が先月末に急逝したとの知らせでした。
亡くなったのは私の友人で、まだ50代半ば。
詳細は分かりませんが、もうこの世に彼が居ないなんて、
どうしても受け止めることが出来ません...


彼とは、20代の頃に知り合いました。
若い頃私はウインドサーフィンのクラブ(体育会系並みの練習をする硬派)に所属していたのですが、彼もそのメンバーの一人です。


彼とは、スキューバダイビングやスキーに行ったり、
音楽や映画の趣味も合い、コンサートや映画に行ったり...
お互い、気が合い趣味も合うのですが、恋愛関係には発展せず、
青春時代を共に過ごした大切な親友と言える存在です。


お互い別々の人と結婚し、彼が遠くへ引っ越して、
仕事も忙しくなり、会う機会がなくなってからかれこれ10年。
年賀状のやり取りは続けていて、昨年の彼からの年賀状には「久々に会おう!」と。
これが彼の最後の言葉になってしまいました...


悲しい、寂しい…
どうして逝ってしまったの?


年賀状を書くとき、相手のことを思いながら書きますが、
今年の年賀状に私が添えた言葉は、昨年彼からもらった年賀状に対する返事で、
「そうだね、今年こそ久々に会おう!」と書いたのですが、
私の年賀状、彼は見ることが出来なかった...
そして、もう会うことも出来ない...


彼のことを思い出す時、まず最初に思い出すことは、いつも同じ。
それは、「借りていたCDを返さなきゃ」ということ。
返しそびれて何十年…


ごめん、こんな時でもCDのことを真っ先に思い出すなんて...
あの世から、「もっといろいろ楽しいことあったでしょ」と突っ込まれているような気もしますが…


そのCDというのは、Earth, Wind & Fire の「千年伝説」。
アルバムのジャケットは横尾忠則さんで、あのプリンスも参加していたというアルバム。今では、モーリスホワイトもプリンスも他界し...
なんだか、ますます悲しくて寂しくなる...


今夜は千年伝説を聞いて、彼への弔いをしようと思います。