lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

森のキャビアとの出会いから✨8年✨

▲5月下旬満開。小さな花ですが、ほんのり柑橘系の香りがしました。


8年ほど前、ニューヨークにある懐石料理店で初めて食べたフィンガーライム。
小指大の柑橘で、半分に割ると、中からつぶつぶの透明なキャビアのような果肉が出てきます。これが“森のキャビア”と呼ばれる所以です。数粒食べるだけで、しっかりとした柑橘特有の爽やかさと酸味・甘みが口の中に広がります。当時、おしゃれで珍しい食材として高級レストランで使われ始めていました。


懐石料理屋さんのカウンター席に座ると、板前さんとのコミュニケーションが楽しめたり、ちょっとしたサプライズなサービスが受けられることがあります。レモンはそれが目当てで、いつもカウンター席指定です。ある時、板前さんから自慢げに「珍しい食材があるので試食していただけませんか」と供されたのがフィンガーライムで、その時が初めての出会いとなりました。お刺身の付け合わせとして、軽くぬか漬けして、デザートとして、シャンパンに浮かべてと多様な使われ方をしています。小さい粒ながら存在感があり、お料理がぐんとグレードアップします。


帰国後、日本国内で入手できるか調べたところ、国内栽培物は流通しておらず、冷凍果実がアメリカから輸入されていることがわかりました。一度取り寄せてみましたが、お値段の割にいまひとつでした。


その後、ポット苗が通販され始めましたが、提供数も少なく大変高額でした。そして今年、都内の大型園芸店で実物の苗を発見しました。価格はお高めですが販売当初より下がっています。ようやく園芸店で出回るようになったことを嬉しく思い、あのフレッシュな味をもう一度味わってみたくて、思い切ってグリーンとピンクの苗を購入しました。


買った時から蕾がついていたので、5月下旬に花が咲き、米粒より小さい実がつきました。しかし、それもいつの間にか落下してしまい全滅でした。桃栗3年柿8年と言いますが、フィンガーライムは日本に導入されて日が浅く、しかも接木です。日本の環境下でどのように育つのか詳しいことはまだ分かっていないそうです。この苗木もあと2、3年しないと収穫できないのかもしれません。


諦めていた矢先、何の気なしに苗木を見ていたら、青虫君を発見💦💦
フィンガーライムは、他の柑橘と違って、葉がとても小さいのです。さらに、鋭い棘もビッチリ生えています。この状態では、青虫君の食欲と安全が満たされるかどうか疑問です。このままにしておくと丸裸にされてしまいそうだし、青虫君にとっても環境が良くないので(とレモンは勝手に解釈しています)、夫に頼んで近くの草むらに放ってやりました。青虫君、さようなら!ごめんなさい(>人<;)


そして、もう一本のフィンガーライムをよく見てみると、なんと枝豆のような形の実が3個も付いているではありませんか!!!実が緑色なので葉っぱのように見え、気がつきませんでした。実がついたのは果肉がピンク色の方です。調べてみると、収穫は8月〜12月とありますが、収穫どきのタイミングがわかりません。サイズも様々で、大きいのは全長6センチ、残りの2個は全長3センチ位です。まだ大きくなるかもしれないので、収穫せずもう少し様子を見ようと思います。