lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

街の景色が変わっていく、時間の流れが速くて消化できない


今朝は、時間に余裕があってお天気も良かったので、駅から職場までのルートを変えて歩きました。ちょっと遠回りになるのですが、久しぶりに「こどもの城(東京青山)」経由で出勤しました。


この近くには何度も来ているのですが、今日は、「こどもの城」前に設置されている「こどもの樹」を、間近で見ようとウキウキして来たのです。


「こどもの樹」とは、岡本太郎が「こどもの城」のシンボルとして1985年に制作した作品。樹の幹から枝が伸びて、その先端にユニークな顔が幾つも飛び出してくる、とても躍動感のある岡本太郎らしい作品です。
「岡本太郎入門」によると、太郎は、『人間はその数だけ、それぞれ、その姿のまま、誇らしくなければならない』と言い、この作品は「子どもたち一人一人が個性を発揮し、のびのびと自由に生きる姿を表現した」のだと解説しています。


さてさて、来てみてビックリ!
何と、「こどもの樹」が柵に囲われているではありませんか!「こどもの城」も塀に囲われています‼︎


すぐに状況が掴めなかったので、ネットで検索…
ようやく、「こどもの城」は老朽化などの理由で閉館されたんだった…と思い出しました。閉館は2015年2月とのこと。もうそれから3年も経っているではありませんか💦



いつでも行ける、いつもそこにある、と言うものが無くなってしまう…
都市開発などで街の景色が変わってしまう、そういうことが身近で起きている。
それとともに、いつでも会えると思っていた人が急に逝ってしまったということが立て続けに起こってしまった。


もちろん、心の中では、その景色やその人物は生き続けているのですが、世の中の移り変わりや時間の流れが速すぎて、うまく消化が出来ないでいます。


ただただ流されて失うだけという生き方ではなく、変化から学び自分もいい具合に変化出来たらいいなと感じた今日でした。


改めて画像を見ると、生きている「こどもの樹」が、暴れないように逃げないように捕らわれているようにも見え、「こどもの樹」が苦しんで悲しんでいるようにも見えます。
そう見えてくると、早く自由にしてあげたい、伸び伸びと咲かせてあげたい気持ちがしてきました。


ちなみに、「こどもの城」跡地に都立広尾病院の移転が計画されているそうですが、閉館されてすぐに「こどもの城・青山劇場・青山円形劇場の存続を願う有志の会」が、存続を求める活動を行っているそうです。現在も、存続を求める署名をネットで行っているようです。