lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

村上光太郎の「薬草を食べる」ドクダミの薬効・食べ方

▲著者 村上光太郎

▲印刷製本:株式会社イシダ測機プリント事業部 URL:http//www.isds.co.jp



季節がら、muragonでもドクダミについての画像や話題を目にします。余談ですが、NHK朝ドラ「らんまん」の第6週は「どくだみ」でしたね。このタイトルは、ドクダミが咲く薄暗い根津の長屋を指しているとか。牧野富太郎がドクダミの命名に関わったと勘違いしました😅Wikipediaによると、「ドクダミの名は比較的新しく初見は『和爾雅(わじが)』(1694)とされる」とありました。1694年でも新しいのか〜 笑笑


さて、今日お伝えしたいのは、牧野富太郎氏ではなく、崇城(そうじょう)大学名誉教授 薬学博士 村上光太郎氏です。


昨年〜先日にかけて何度かドクダミについて投稿しましたが、ドクダミの薬草としての使い方などもう少し詳しく知りたくなり、数年前に購入した村上光太郎著『薬草を食べる』を開いてみました。この本、以前岐阜県飛騨市に行った時、地元の薬草店で購入したものです。


『薬草を食べる』は、村上光太郎氏が2001年〜2013年(徳島大学薬学助手・崇城大学薬学部教授)に、徳島新聞の連載に綴った記事からなる本で、それらが一冊に集約(新聞記事のままコピー)された本です。200種類にも及ぶ薬草の薬効・利用方法(食べ方)・入手方法などが紹介されており、読めば読むほど興味がそそられます。今日はまず『薬草を食べる』の第29回「ドクダミ」(ー動脈硬化や脳卒中予防ー)から、主な薬効と食べ方について引用します。


【主な薬効】

  • 十薬(ドクダミを乾燥させたもの)は、解毒、利尿、緩下、整腸剤となり、高血圧、動脈硬化の予防、アレルギー疾患、皮膚病などに効く。
  • ドクダミの生葉または生葉汁は、排膿作用を目的に蓄膿、吹き出物に用いる。

【入手方法】

  • 十薬は漢方薬局で購入できる。

【食べ方】

  • 地下茎を茹でて水にさらし酢みそあえ、みそ漬け、きんぴら
  • ドクダミ飯(根茎をご飯を炊くときに米の上に置く)
  • 新芽の天ぷら
  • 茹でて半日水にさらし、臭気がなくなったものを油炒め、あえ物、酢の物にする
  • ドクダミ酒

以前、muragonブロガーのロクさんから「ドクダミの葉の天ぷらも美味しいよ」と教えていただいたことがあります。食べるのは、葉だけだと思っていましたが、根や茎も食べられるんですね。しかもドクダミ飯だなんて驚きの食べ方です!!今のところ、ドクダミ飯を作ってみる勇気はありませんが...


そして、「ドクダミ酒」。日本酒か何かのアルコールににドクダミを漬け込んだものが「ドクダミ酒」だと想像しますが、この記事によるとそうではないのです!!ということで、興味津々の「ドクダミ酒」の作り方は、次のブログに書きます。