lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

術後補助化学療法を受けるかどうか、判断に迷いますよね...

9月21日産経新聞「がん電話相談から」を読みました。相談は、「直腸がん切除後の抗がん剤治療は必要?」というものでした。回答は、癌研有明病院消化器センター長 福長洋介医師です。



術後補助化学療法とは、がんの根治切除術後にがんの再発を防ぐ目的で行われる治療法(記事より引用)です。抗がん剤を使うので、この治療法を受けるかどうか悩みますよね...
思わず自分の時のことを思い出して、2017年の自分のブログを読み返してみました。


レモンは、術後一ヶ月の診察で、進行がんだったことが告げられ、補助化学療法を受けるよう薦められました。進行がんだったこともかなりショックでしたが、それなら抗がん剤治療を受けようと決意します。しかし、抗がん剤の使用で白血病発症リスクがあるという、自分では全く予測不可能な事態が明らかになってしまったのです。再発予防効果があるという治療法ですが、白血病を発症しては元も子もありません。血液腫瘍科の医師は、リスクがあるので補助化学療法を受けなくてもいいのではないかと助言してくれました。それでも、補助化学療法を受けないことで、再発や全身への転移のリスクが高くなることも怖いと思いました。


ブログを始めるきっかけは、まさに補助化学療法を受けるかどうか葛藤する自分の気持ちをぶつけたり吐き出したりする場所、そういう気持ちを整理する場所だったと思います。

お陰様で、現在は術後4年半経過し、がんの再発や転移がなく過ごしています。それでも、未だに再発や転移の恐怖は払拭されません。ですが、このブログで皆様と繋がれていることがとても心強く拠り所になっているのは事実です。


ブログのアクセス解析の「人気記事(過去1週間の集計結果)」をみてみると、2017年の記事が現在4位になっていました。今でもこの記事が、誰かが読んでくれているのです。私が悩み苦しんだことが、誰かの役に立ってくれれば幸いだと思います。