薬草を食べる村上光太郎の「ドクダミ酒」の作り方
▲ドクダミを生けてみました
「ドクダミ酒」と言えば、日本酒か何らかのアルコールにドクダミを漬け込んだものだと想像しますが、村上氏のレシピはそうではないのです!!
「わ〜なんだろう🎵」って気になりますよね 笑笑😁
その前に、村上光太郎氏について簡単にご紹介します。
略歴:広島県生まれ。徳島大大学院薬学研究科修了。薬剤師、薬学博士。徳島大学助手を経て2004年に崇城大薬学部薬用植物園教授。その後名誉教授。(2017年ごろ他界?)
主な著書:「地球は大きな薬箱」(叢文社2012/1/16)、「食べる薬草事典」(農文協2010/1/29)、「よく効くドクダミ療法」(家の光協会1993/11/1)、「薬草療法ハンドブック」 ( 法研2000/7/1)
それでは「ドクダミ酒」の作り方です。『薬草を食べる』からそのまま引用しています。読みやすいように「・」を付けました。
【ドクダミ酒の作り方】
- まず、生葉のジュースを作り、五分の一から六分の一量のはちみつを混ぜ、布などで蓋をして、約三ヶ月間、冷暗所に保存して、発酵させます。この時、二ヶ月頃から時々味を見て、酒ができていれば、そのまま服用してください。あまり置きすぎると、発酵が進みすぎて酸っぱくなります。
- このドクダミ酒を服用すれば強壮剤となり、生薬、乾燥葉の全ての薬効が一度に得ることができる、お得な飲み物になります。
- さらに、強壮剤としても働き、服用で春が帰ってきたと喜ばれる老人もおられました。おいしくて、体によくて・・・いろいろと楽しい楽しい飲み物です。
【ドクダミ酒の沈殿物の利用法】
- このドクダミ酒を作った時にできた沈殿物は捨てずに、少量の小麦粉で練ってニキビなどに付けてください。
- また肥満線(妊娠線)などがある人は、ぜひとも体にも塗布してみてください。きれいに消えていくのが分かるでしょう。新鮮なドクダミの青汁を使っても同じように効果がありますので、お酒を作らなかった人は青汁で試してください。
【ドクダミ酒 メモ】
- ドクダミ酒は、上面に生えるかびによって発酵が進みます。そのため、呼吸ができるように布などでふたをしてください。密閉してしまうと発酵ができず腐敗します。
- 服用時は、このかびの固まりを除き、その下のこはく色の液体を飲みます。
- 下にはクロロフィールなどの沈殿ができますので、それを舞い上がらせないように上手にすくってください。
いかがでしょう?「ドクダミ酒」作ってみたくなりますか?
今ならドクダミを手に入れやすいですね。最初の「生葉のジュースを作り...」とありますが、ジュースはどうやって作るのでしょう?生の葉に少量の水を入れてミキサーにかけて青汁を作る?...など不明な点があります。作ったことがある方がいらっしゃったら教えてください。
気になるのは、「強壮剤としても働き、服用で春が帰ってきたと喜ばれる老人もおられた」「おいしくて、体によくて・・・いろいろと楽しい飲み物」というところ 笑笑
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