lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

術後4年経過!川沿いをウォーキングした当時を思い出す。



朝晩は冷えますが、5月中旬の気温が続いています。桜も例年より早く開花し見頃を迎えていますが、川で見かける冬鳥達の数が減ってきています。キンクロハジロ、オナガガモ、コガモも昨日見かけたのは数羽のみ。もう北へ飛び立ってしまったのでしょうか。今、見かけるのは、渡りをしない留鳥のカルガモと川鵜、サギです。画像は、先週から昨日までに撮り溜めたものです。


冬鳥さん達を見るのがウォーキングの楽しみになっていたので、会えなくなるのは寂しいです。ですが、無事に北方へ帰って子育てして、来シーズンまた戻って来て欲しいです。
そして、5月になれば、カルガモさん達の子育てが始まります。愛らしい雛の姿をみることができるので、今から楽しみです。


話が変わりますが、思い起こせば最初にこの川沿いを歩き始めたのは4年前の今頃。手術前後合わせて10日間ほど入院、退院して直ぐにリハビリ目的で歩き始めました。傷口が下着やウエアにあたって痛いな〜と感じながら歩いていました。腹腔鏡手術だったので傷口は小さめでしたが、まだしっかりくっついておらず、ガーゼに血液が滲むこともありました。あまりにも傷口の治りが悪くて悩んでいたことも思い出されます。


私の術後5年生存率は60%と言われていたので、4年間無事に生きてこられた事を思えば感慨深いものがあります。しかし、5年生きたからその後はもう何も心配はいらないということではありません。今は、好きなものを食べて好きなことをして、自由に生活できていますが、一方で、自分が「がんの経過観察中」である事を一日たりとも忘れたことはなく、再発や転移の恐怖がいつも側にいて、どこか不安で安心できないでいるというのも現実です。それでも4年前に比べると、がんのことを考える時間はだいぶ減っていますし、いつかは過去形に出来ればと願っています。