lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

抗がん剤の副作用に役立つ漢方薬


ちょっと間が空きましたが、NHKきょうの健康「体力を回復!“補剤”の実力」の備忘録③を書いている途中ですが、番組講師の漢方・がん治療専門医の今津嘉宏先生の別途インタビュー記事(漢方薬ツムラのページ)を読みましたので、追記しておこうと思います。内容は「抗がん剤の副作用に役立つ漢方薬」について。


今津先生によると、「抗がん剤を使ったことのある約9割の患者さんは、「倦怠感・疲れ」「食欲不振」「吐き気・おう吐」などの副作用を経験している。しかし、その副作用を和らげるために、薬を処方された患者さんは、全体の半分に過ぎない」と。


レモンの抗がん剤の治療中は、白血球や好中球が激減したり、酷い下痢、口内炎、蕁麻疹、手足症候群の痛みが酷くて歩けなくなったり...ひどい時は休薬して症状が落ち着くのを待って再開するということを繰り返していました。最終週は、もう精も根も尽き果てて(体力も精神力も尽きてしまい)ギブアップ。最後まで続けられず、そこで終了になりました。


今津先生は、「薬物治療で最も大切なことは、定められた抗がん剤の量を、副作用などで中断することなく、決められた期間続けること。そのためにも副作用対策は大切。漢方薬は、がん治療に大きく貢献している。」とおっしゃっています。


そして、「抗がん剤は、がん細胞だけでなく、骨髄、白血球、胃腸の粘膜など、細胞分裂の盛んな細胞にも、ダメージをあたえる。そのため、免疫力の低下、白血球や血小板の減少、貧血、食欲低下、下痢、吐き気、脱毛などの副作用が、患者さんを苦しめる。これらの抗がん剤の副作用に、漢方薬が積極的に使われている」と。


やはり何と言っても、「抗がん剤治療は、定められた抗がん剤の量を、副作用などで中断することなく、決められた期間続けることが重要」ですよね。漢方薬の「補剤」は、体力や精神力を補い、全体のバランスを取りながら体調を持ち上げてくれる、とても頼もしいパートナーだと思います。


NHKきょうの健康「体力を回復!“補剤”の実力」の備忘録③へ続く