lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

『生ききった』と自信を持って最期まで生きたい

▲今朝咲いたブラックベリーの花(2番花)


『大島康徳さん「生ききった」がん闘病4年超、ブログに”遺言”』として、日刊スポーツに、以下の記事が紹介されていました。


掲載されていたのは、大島康徳さんの公式ブログ「この道」に、奥様の奈保美夫人が、(大島さんが)春頃に話していた言葉として(ブログに)掲載されたものだそう。


この先の人生 何かやりたいことが あるか?と 真剣に考えてみたけれど 特別なことは 何も浮かばない(笑)

高校を卒業してプロ野球選手としての人生をスタートしこの年になるまで野球一筋、野球人として生きることができた。 皆様のおかげです。 どうもありがとう。 そりゃ辛いこともあったけど それ以上にこの世界にいなければ得ることができなかったであろうファンの方からの声援や感動や喜びをたくさんいただいた。 貴重な経験もたくさんさせて頂いた。

よき先輩、よき後輩 よき仲間、よき家族に恵まれ 美味しいものをよく食べて 旨い酒をよく呑んで 大いに語らい 大いに笑い 楽しいこと やりたいことは 片っ端からやってきた。

楽しかったなぁ… これ以上何を望む? もう何もないよ。 幸せな人生だった

命には必ず終わりがある 自分にもいつか その時は訪れる その時が 俺の寿命 それが 俺に与えられた運命 病気に負けたんじゃない 俺の寿命を 生ききったということだ その時が来るまで 俺はいつも通りに 普通に生きて 自分の人生を、命を しっかり生ききるよ 大島康徳

https://www.nikkansports.com/baseball/photonews/photonews_nsInc_202107060000064-3.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign


レモンは、日本の野球のことは全く分かりませんが、アメリカ生活中は、何度か大リーグを球場で観戦したりテレビでよく観ていました。帰国してからも、よく大リーグ中継を観ていて、そこで大島さんを初めて知りました。日本のファンの方から、「大島さん」って軽々しく呼ぶなんて、けしからんと叱られそうですが、こう呼ばせていただくのが、レモン的には一番しっくりしますのでお許しください。


解説は、独特な話し方や声なので、すぐに「大島さんだ」と分かります。レモンは、野球ど素人なので、解説がとても参考になり、大島さんにも親しみを感じていました。大島さんは、先日逝去され、もう野球解説を聞くことは叶いません...


大島さんの言葉は、なんて清々しいのでしょう。晴々しいというか納得できるというか...病や闘病生活と共に生きたのではなく、大島康徳氏として『生ききった』という気概が伝わってきました。いつかレモンにもその時が来たら、「生ききった」と自信を持って最期を迎えたいと思いました。


大島さんのご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。ありがとうございました。