lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

大腸がん術後経過観察の造影CT受けました


やっとなのかついになのか、長かったようで短かったような、術後5年の経過観察最終の検査の日が来ました。


いつものように検査前に採血をして、腎機能に問題がないようなら造影剤を使った腹部C Tを撮ります。最近何となく自分の体調に自信が持てず、腎機能や肝機能が悪いのではないかと感じていたので、採血の結果がちょっと怖いな〜と思っていました。検査前になるといつも造影剤についてあれこれと考えがよぎります。「造影剤を使わなければ、画像で異常が見つけにくいのではないか?でも、造影剤を使ってアレルギー反応を起こして酷いことになったら嫌だ」というジレンマです。


時間より10分遅れで呼ばれ、CT台に横たわりました。そのまま両腕を挙げてと指示があり、その通りに腕を挙げたのですが、五十肩(?)で右肩関節に激痛が走りました。「イタ〜ッ」と声が出ましたが、私の叫びは検査室内の騒音(機械音)に揉み消されました。「五十肩や四十肩の患者さんもいるはずだけど、皆どうしているんだろう?」と。「痛くてこのまま腕を挙げ続けられる自信ないな〜、この場合「痛い」とハッキリ伝えるべきか」.......などと迷っているうちに、体がCTのドームに引きずり込まれてしまいました。


両腕を挙げたまま、息を吸って止めて吐いてを練習します。このタイミングで今更「痛い」とは言えず、動いてはいけないのでじっと我慢しました(冷や汗)。そうこうしているうちにドームから体が引き摺り出されて、両腕を下げてと指示があったのでホットしました。


間もなく看護師さんから「造影剤の点滴をします」と言われ、ここで初めて腎機能に問題が無かった事が分かります。造影剤が入ると、じわ〜とお腹辺りから下腹部にかけて熱くなり、頭が痛くなって、全身が熱って不快になり「お願いだから早く終わって」と祈ります。点滴をしながら、再び両腕を挙げてドームの中へ引きずり込まれましたが、何故か最初の時ほど肩は痛まず、挙げっぱなしでも大丈夫だったので、少しだけホットしました。


撮影が終わり、ドームから体が引きずり出されて、これで終わりかなと思った瞬間、「もう一度撮ります。撮り直しです」と。「え〜、私動いた?それとも何か問題があったのかな?転移とか悪いものが見つかったのかな?転移してたらどうしよう💦」と再び不安と妄想に襲われ、心臓バクバクしながら終わるまでじっと耐えました。二度の撮影が終わってやっと検査終了となりました。


ですが、検査直後から頭がガンガンに痛い。これまでに何度造影CTを撮ったことか、ここまで酷い頭痛に見舞われたのは初めてです。とにかく早く造影剤を体外に排泄させなきゃと水を飲みました。


今回の造影CTはとても疲れました。そして、検査結果を聞くのが恐ろしくなりました。大腸がん術後経過観察期間は5年。まず、これまで無事に生きて来れたことに感謝します。万が一、ここで問題が見つかったとしても逃げも隠れもしません。その時は腹を括ろうと思います。