lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

術後経過観察最後の診察

▲今朝のバラ


術後5年の造影CTと大腸ファイバーの検査を終え、経過観察最終回の診察を受けに行きました。今回の造影CTでは撮り直しがあったり、術後3年目の大腸ファイバーで腫瘍摘出部位に不明の異変があったので、診察最後というプレッシャーも加わって、いつもより結果を気にしての受診でした。「最悪の事態」という時耐えきれなかったら困るので、ある程度予測や覚悟をしておいた方が心理的ダメージが少ないだろうという防衛モードでもあると思います。


前置きが長くなりましたが、毎回レモンの診察は数分で終了となるのが恒例でしたが、今回は如何に...


それが、時間通りに呼ばれて待ち時間なし。こんな事は初めてでした。ドキドキしながら診察室に入ると、主治医は検査の画像や過去のカルテを見ていて目を合わせてくれません。レモンも黙ったまま静かにしていると、「ごめんごめん、大丈夫でしたよ」と。


レモンにはレモンなりの不安とそれに対する予測や覚悟があったので、大丈夫と言われてもすぐに安心モードになれないのです💦


レモン:先生が何も仰らないから焦りました。
主治医:大腸ファイバーは綺麗だったしCTも問題は無いから、これで卒業だね。


レモン:問題なかったんですね。良かった〜。でも怖いです。卒業したいけどしたくないという複雑な気持ちです。
主治医:分かるけど(これまでの診察の中で一番共感的)、あまり病院には来ない方がいいんじゃないかな。


主治医の「あまり来ない方がいい」というのは、多くのがん患者さんを診ている立場からか、実感がこもっているように感じました。


確かに、病院に入った途端、治療真っ只中の患者さんや家族に付き添われた患者さんの姿を多々見かけたし(それが病院というところ)、その中に、術後、点滴やカテーテルを付けたまま、パジャマ姿で車椅子に乗せられ検査室まで来た自分の姿も見えました。そう、いつまでも甘えている場合じゃ無いですね😅


医師の言う通り「卒業」を受け入れなきゃと気持ちを切り替えようとしました。心配なら、がん検診や人間ドックを受ければいいのですから。と言うことで、診察は7〜8分だったでしょうか(これまでの中で一番長かった)。


とても名残惜しいのですが、主治医とはここでお別れになります。術前から術後5年間の経過観察までお世話になりました。心を込めて感謝の気持ちを伝えて診察室を出ました。主治医にとっても、一人の患者を卒業させることが出来てホッとされたことでしょう。


帰りは、病院周辺を見納める様な気持ちで散策して帰りました。