lemonlemonlemonのブログ

大腸がんの治療についてこれまで経験してきたこや、術後の日常のことを書きたいと思います。

mRNAワクチンは免疫細胞を活性化する!!

新型コロナワクチン2回目を接種をして4日経過しました。


気になる副反応ですが、1回目は比較的軽めでした。2回目も、接種部位の痛みは軽め。翌日の熱が37.5℃。昨日まで、頭痛と体に熱がこもってほてる感じが続きました。このほてり感、体が抗がん剤治療をしていた時の症状と似ていると記憶しているので、どうしても当時の記憶が蘇ってきます。とは言え、日常生活に支障が出るほどではないので、抗がん剤治療とは比べ物にならないのですが😊


話が変わりますが、この間、サイエンスZERO「mRNAワクチンは免疫細胞を活性化」という番組を見ました(再放送や見逃し配信、YouTubeあり)。表題通り、mRNAワクチンは、インフルエンザワクチンとは違い、免疫細胞を強く活性化することができるということを分かりやすく解説していました。



これまで、レモンは単純に、ワクチンを接種すると「体の中に抗体が作られる」程度の理解でしたが、mRNAワクチンの働きを理解すると、ワクチン接種が推奨される理由も納得できるようになりました。番組での説明↓↓↓


  • mRNAワクチンは2回接種するようになっている、2回目に打った後、抗体はグーンと増えている
  • 免疫細胞の反応は2回目で強く出ることが分かっている
  • こうして準備万端になったところに、本物のウイルスがやってくるとウイルスの突起にB細胞が作っておいた抗体がくっ付きます。これでウイルスは細胞の中に入れません。
  • 万が一侵入するウイルスがいても大丈夫。キラーT細胞が感染した細胞を素早く排除
  • ワクチンを事前に接種することで、ウイルスから体を守ることができる

ワクチン接種を推奨する理由として、新型コロナウイルスに感染したとしても重症化を防げると言われています。インフルエンザワクチンと違うのは、mRNAワクチンは免疫細胞(B細胞、樹状細胞、キラーT細胞、ヘルパーT細胞)の働きを強く活性化するというところです。
ということで、新型コロナワクチンは、抗体量を増やし、かつ免疫細胞の働きを活性化するので、重症化が防げるということになります。


とは言え、ワクチン2回接種後に死亡というニュースも耳にします。そもそも、年齢や性別、体格、基礎疾患など様々な個体差があるのに、ワクチンの量は一律です。ですから、同じようにワクチンを接種しても、誰もが同じように体の中で働くというわけではないし、ワクチン接種が100%万全とは言い切れないと思います。


また、抗体量も、ワクチン2回目接種後にはぐ〜んと増えると言いますが、その後次第にその量が減り始めるので、ファイザー社ワクチンは、2回より3回接種したほうが良いというニュースがありますね。ワクチン接種後の抗体量の変化は年齢によって違ったり、コロナウイルスに罹患した人によっても異なるようです。ファイザー製ワクチンを2回接種したレモンの抗体量が、実際はどれくらいなのかを知りたいところです。そして、今後、ワクチン接種の方針がどのようになるのかが気になります。


番組の話に戻りますが、こじるりさんから「長期的に体に影響はないのか、自分が持っている遺伝情報が書き変わることがないのか」という質問がありました。主語が分かりにくかったので、推測ですが、「ワクチン接種が(又は、ウイルスが体内に侵入することが)、長期的に体に影響することがないのか、自分が持っている遺伝情報が書き変わることがないのか」ということを聞きたかったのではないかと思います。この質問について、石井健先生(東京大学医科学研究所)は、「ウイルスが我々の遺伝情報を書き換えることはほとんどゼロ。それを排除するような免疫システムが進化上出来ているので遺伝子が書き変わることはない」と説明されました。厚労省のサイトに、もう少し分かりやすい説明があるので、気になる方は下記のサイトをご覧ください。



他局の番組だったと思いますが(番組名は覚えていません)、「インフルエンザワクチンもmRNAを使って製造すれば良いのでは?」という率直な質問があり、うろ覚えですが、専門家の医師から「それなりの副反応があるので課題がある」というような答えでした。


新型コロナのパンデミックを乗り越えるためのワクチンですが、短期間に製造したものなので信用できないと捉える方もいらっしゃると思います。今後もワクチンの開発は続けられ、より安全で有効なものになっていくものと思われます。レモンは、現時点でのワクチン接種は、人々の命を救うための重要な一歩となるものだと捉えています。